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2020.08.06

ガス漏れ警報器連動について

事例報告 福島県
事故発生日時:2020年7月30日(木曜日)
事故発生場所:福島県
人的被害:死者 1名  重軽傷者 19名
物的被害:建物損壊 184棟
事故概要:休業中の飲食店において、爆発が発生した。当該店舗は鉄骨部分の骨組みを残して大破し、周辺の銀行、高校等の窓ガラスや壁面を損傷するなど、広範囲(半径570m)に被害が及んだ。
爆発音は現場から東へ約4km離れた郡山駅付近でも確認され、民放テレビ各局が設置した情報カメラも爆発音を捉えた。
事故発生当時、当該店舗は4月22日をもって休業しており、8月3日に予定されていた営業再開を前に改装中であった。
改装工事会社の現場責任者の男性が入室したとほぼ同じ時刻に爆発したため、電気をつけた瞬間に引火した可能性が考えられている。詳細調査中です。


 今回の福島県での事故において、厨房にガス漏れ警報器は設置されていたようですが、メーターは遮断されず、屋内にガスが流れ続けたことから、恐らく連動状態ではなかったのではと思われます。
事故当日このガス漏れ警報器が鳴っていたのかは解っていませんし、どのくらいの期間ガスが漏れていたのかは解りませんが、一部報道では少なくてもボンベ2本分は漏れていたのでは?との見解です。
相当な量のガスが滞留していたはずで、警報器が機能していて連動状態であればメーターで遮断できていたのではと思われます。
連動されてるがために警報器の誤作動や水や殺虫剤に反応してしまいメーターが遮断してしまうなどのケースもあり得ますが、万が一を考えればやはり警報器連動は事故を未然に防ぐ有効な手段です。
再度、供給先を確認していただき、警報連動されていないケースがあれば早急に対応お願いします。

分離型警報器

検知部は防水構造なので業務用厨房などの水のかかりやすい場所での使用が可能
新コスモス・アズビル金門・東洋計器 XH-610G
矢崎 YF313A



無線式警報器

配線工事が不要で学校・病院・厨房などの配線工事が難しい場所でも連動可能
新コスモス CM-M、CM-LP(親機) CM-LK(子機)
東洋計器 XC-791


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