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福島県郡山市の飲食店において発生した大規模な爆発事故ですが、事故原因の詳細は不明な点がありますが、シンク下の腐食した配管からLPガスが漏洩したことが推定されております。それを含め、次の6つの点が懸念されました。

①配管の腐食
②水の影響を受ける恐れのある場所における白管の使用
③コンクリート面等の導電性の指示面に直接触れている状態での白管の使用
④埋設部の記載などの配管図面と事故当時の設置状況の相違
⑤保安機関は定期点検、調査において配管は「良」としていること。
⑥保安機関は同点検・調査において、ガス栓劣化、接続管基準及び燃焼機器故障について「否」とし、特記事項に警報器とガスメーターを連動してくださいと指摘しているものの、消費設備の改善は実施されていなかったこと。

つきましては、業務用施設に対するこれまでの法定点検、調査において、設置環境その他の事情から配管の設置状況や腐食状況が確認できていないものがある場合には、令和3年3月までに調査、通知等を行うように下記要請がありました。

（1）消費設備の維持・管理状況の調査
配管の図面と設置状況を照合しつつ、実際の設置状況を確認し、屋内の多湿部、水の影響を受ける恐れのある場所における配管で、腐食防止対策がなされていないものまたはその対策が不明なものについては腐食の状況を確認する。

（2）消費設備の改善通知
　①調査の結果、消費設備が技術基準上の基準に適合しない場合には所有者、又は使用者に改善を求める通知を行う。
　②使用上支障のある腐食、割れ等の欠陥があった場合には、ガスの使用を中止させ、所有者、又は使用者に改善等の安全対策を講じさせる通知を行う。
　③上記①、②において消費設備の改善やガスの使用を停止するなどの保安対策が講じられない場合には、その事実を所在する都道府県に連絡すること。

一般社団法人埼玉県ＬＰガス協会（本件担当：三村）

株式会社イングコーポレーション