2021.06.11
住宅塗装工事等におけるガス機器の給気・排気部の閉塞による一酸化炭素中毒事故の防止について
経済産業省へ報告されたガス事故のうち、住宅塗装工事等においてガス機器の給気・排気部が閉塞され、不完全燃焼や異常燃焼に伴う一酸化炭素中毒及びガス機器の破損などの事故が、2016年から2020年の5年間で計68件発生し、そのうち2020年は、7件の事故が発生しています。
ガス機器の給気・排気部が閉塞された状態で使用した場合、爆発や異常燃焼によりガス機器が破損するほか、酸欠や不完全燃焼による一酸化炭素中毒の発生のおそれがあり、消費者などが死に至った事例も過去に発生しています。
このことから、塗装工事業者等に対し、下記の要請を行っていただきますようお願いします。
1.養生を行う場合には、ガス機器の給気部及び排気部を塞がないこと。
2.やむを得ずガス機器の給気・排気部をビニールシート等で塞ぐ場合には、当該ビ ニール シート 等を取り除くまでは絶対にガス機器を使用しないよう、住人への周知を徹底すること。
3.工事終了後は、速やかに養生のためのビニールシート等を外すこと。
株式会社イングコーポレーション