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2022.11.07

食品工場及び業務用厨房施設における一酸化炭素中毒事故の防止について

経済産業省より「食品工場及び業務用厨房施設における一酸化炭素中毒事故の防止について」、近年標記施設等においてCO中毒事故が発生しており、同事故が発生した場合、多くの人を巻き込み、甚大な被害を及ぼす可能性があることから、ガス消費設備の使用者及び管理者に対して注意喚起の対応を要請されました。下記内容のご確認よろしくお願い致します。

  • ガスの消費設備の使用中は必ず喚起(給気及び排気の両方)を行うこと。特に夏季、冬季等冷暖房機を使用する際に、長時間室内を閉め切りの状態にすることが想定されるため、換気扇や換気装置によって十分に換気が行われているか、必ず確認する事。なお、現場において換気し忘れを防止するための工夫を実践すること。

  • ガスの消費設備の使用者及び管理者は、ガスの消費設備の使用開始時及び使用終了時に当該設備の異常の有無を点検するほか、1日1回以上、ガスの消費設備の態様に応じ、当該設備の作動状況について点検し、異常のある時には、当該設備の使用を中止、補修その他の危険を防止する措置を講ずること。

  • ガスの消費設備及び喚起設備は、その使用に際して取扱説明書を十分に読み、適切に使用すると共に、設備の作動状況の確認、ほこりや汚れの除去、フィルターの清掃等、喚起不良やガスの不完全燃焼を防ぐための日常管理を行うこと。特に台風、地震、積雪等の自然災害後は当該設備の異常の有無を点検し、異常のある時には使用中止、補修その他の危険防止措置を講じること。また、停電中は換気扇及び給排気設備が作動しない場合があるので、停電中にやむを得ずガスの消費設備を使用する場合は、窓を開けて喚起をする等の措置を講じること。更に、停電後は換気扇及び給排気設備が作動することを確認する事。

  • 排気ガス中に含まれる油脂等を有効に除去するために排気取入口に設置されるグリス除去装置や悪臭防止のために排気ダクト内に設置される脱臭フィルター等は使用し続けると油脂等が付着して目詰まりを起こし、十分な換気量が確保できなくなることから、フィルターの定期的な交換を実施すること。

  • 万が一の不完全燃焼に備えて業容換気警報器の設置を検討すること。


    株式会社イングコーポレーション